行徳地区の犯罪発生件数が4年間で2000件減少

(2007年1月29日)

写真: 行徳地域安全フォーラムで講演する村上・行徳警察署長2006年(平成18年1月〜12月)に行徳警察署の管内で発生した犯罪件数は、前年の3913件から3712件に減少、検挙率は20.0%から24.5%に上昇しました。犯罪発生件数のピークとなった2002年とくらべると2000件以上減少しています。警察では、2008年には「平成7年レベル」の3000件未満を実現したいとし、同時に犯罪にあわないための防犯対策を呼びかけています。

市川市行徳防犯協会が
行徳地区安全フォーラムを開催

2007年1月26日(金)午後6時から、行徳文化ホールT&Tの2階ホールで、市川市行徳防犯協会による「行徳地域安全フォーラム」が開催されました。防犯協会主催の防犯関連イベントでは、恒例として行徳警察署長が来賓に招かれ防犯講話を行いますが、ことしは村上署長が「最近の犯罪発生状況と身近な防犯対策」と題する、パワーポイント(スライド)を使ったわかりやすいプレゼンテーションを実施。地元の自治会役員や防犯指導員が講話に聴き入るすがたがみられました。

防犯講話によると、1995(平成7)年の犯罪発生件数は2929件(検挙率25.5%)。その後増加が続き、2002年には5847件(同9.7%)とほぼ倍増しました。しかし、2005年には3913件(同20.0%)まで減少。昨年は3712件(同24.5%)と検挙率は「平成7年レベル」を実現し、さらに発生件数の減少をめざしています。

村上署長は、「犯罪件数が減少したといっても、まだ年間3000件以上も発生しているのは事実。犯罪にあわないための防犯対策を怠らないでほしい」と、一層の注意を呼びかけました。2006年の犯罪3712件の内訳は、「自転車・オートバイ盗」1091件と「車上ねらい等」708件で約半数を占め、以下「侵入盗」428件、「万引き」250件、「器物破損」299件、「ひったくり」107件、「振り込めサギ」14件とつづきます。

フォーラムでは、市川市児童相談所の並木・相談課長(主席児童福祉司)による「児童虐待の現状〜児童相談所からの報告」と題する講演も行われました。“地域の目”によって、犯罪だけでなく児童虐待を未然に防ぐことも可能であるとし、実際に児童相談所への通報がきっかけで虐待が発覚した事例などが紹介されました。

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