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首都圏で存在感が高まるAEON

(2004年6月28日)

写真: 県内最大規模の売り場面積で24時間営業するジャスコ鎌ヶ谷店AEON(イオン)が首都圏での出店攻勢を強めています。千葉県内では、昨年10月に大半の売り場が24時間営業するショッピングセンターを津田沼に開設。この4月には、県内最大級の直営売り場「ジャスコ」がイオン鎌ヶ谷にオープンしたばかり。

今後も、2005年に、鎌ヶ谷店を上まわる規模の大型店を八千代市内に出店し、2006年には、国内最大級のショッピングセンターを埼玉県越谷市に開発する計画が発表されています。

スーパーの競争激化で
深夜営業や大型店開発が拡大

JR総武線・津田沼駅と新京成・新津田沼駅に隣接するイオン津田沼ショッピングセンター(習志野市津田沼1丁目)は、周辺で最大級の食料品フロア(ジャスコゾーン1階)が24時間営業。2階と3階のフロアでも、ジャスコゾーンはあさ9時からよる24時まで、専門店ゾーンはあさ9時からよる23時までと、ほとんどの売り場で深夜営業をすることで話題となりました。

東武野田線、新京成、北総開発鉄道の3線がまじわる、新鎌ヶ谷駅の駅前に開店したイオン鎌ヶ谷店(鎌ヶ谷市)も、食料品売り場は24時間営業。直営部分となるジャスコの売り場面積は県内最大級で、駅と市役所をむすぶための土地区画整理事業により、大型店の出店が可能となったものです。

日本経済新聞によると、東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅の駅前に、2005年春にはイオン八千代ショッピングセンターが開設される予定。商業施設面積は5万6000平方メートルにおよび、うちジャスコの売り場面積1万6000平方メートルは鎌ヶ谷店を上まわり、全国でも最大規模となります(5月21日付け首都圏経済千葉版)。また、埼玉県越谷市のJR武蔵野線の新駅開業に合わせてイオンが開発するショッピングセンターは、売り場面積が12万平方メートル強となる計画で、現在国内最大のショッピングセンターであるTOKYO-BAYららぽーと(船橋市浜2丁目)と同水準となりそうです(6月16日付け。「NIKKEI NET」にも参考記事)。

イオンは、国内外158の企業で構成される小売企業グループで、1989年にグループ名称を「ジャスコグループ」から「イオングループ」に変更。2001年には「イオン」(ラテン語で「永遠」の意)としました。市川妙典SATY(サティ)の運営会社で経営再建中のマイカルは、2003年11月にイオンの100%子会社となっています。

参考: 
妙典周辺のショッピングセンター一覧

関連ニュース: 
サティ1番街で鉄部塗装工事、潮風のため4年で修繕が必要に(2003年5月12日)


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